予約ウィジェットのサブドメイン化

予約ウィジェットのサブドメイン化

Idea
予約ウィジェットのサブドメイン化に関する基本情報や注意点です。

サブドメインとは

サブドメインは、1つのドメインを用途に応じて複数に分割する際に使用されます。
通常、運用するホームページの数が増えると、その分ドメイン取得のコストや管理の手間がかかります。
しかし、サブドメインは1つの独自ドメインを目的別に分割して使用できるため、コストを抑えることができるというメリットがあります。

サービスの独自ドメイン(公式ホームページ)はドメイン取得サービスで取得しますが、サブドメインは本体のドメインを登録しているサーバーの管理画面で設定します。



予約ウィジェットのiframeとサブドメインの違い

通常の予約ウィジェット(iframe) 
triplaが提供している通常の予約ウィジェットはiframeと呼ばれる方式を採用しています。
iframeの方式では、ホームページの一部として予約ウィジェットを表示させるため、 お客様は他のドメインに遷移する必要がなく、ホームページのドメイン内で予約が完了するため操作性が改善します。
iframeの方式では、同じホームページ上にポップアップで予約ウィジェットを表示するためページ遷移が発生しません。
しかし、セッションを引き継げないことから、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、お客様が予約ウィジェットの前にどこから訪れたのか(流入元)を計測することができません。

また、一部のブラウザの制限により、iframeの方式では、Googleアナリティクスタグがブロックされてしまいます。そのことから、Googleアナリティクス上で予約ウィジェットへアクセスされたお客様のデータ(トラフィック)を十分に確認できないケースが報告されています。

サブドメイン化した予約ウィジェット 
一方、サブドメイン化した場合、予約ウィジェットはブラウザの別タブで開くこととなり、 Googleアナリティクスでは流入元の計測ができるようになります。
また、Googleアナリティクスではより正確なアクセス情報の解析が可能になります。


iframe版tripla Book
さらに、ファーストパーティークッキーの設定をしたうえで、予約ウィジェットをサブドメイン化すると、iframe予約ウィジェットを開ける機能(iframe版tripla Book)が利用できるようになります。

Warning
先にファーストパーティクッキーの設定を行ってから、サブドメインの設定を行っていただくことをお勧めいたします。
先にサブドメインの設定が完了し、ファーストパーティークッキーの設定が完了していない場合、ポップアップブロックがかかってしまいます。

iframe版tripla Bookの機能を利用することで、Googleアナリティクスやtripla Connectのターゲティングで必要な計測を維持することができます。

項目
通常の予約ウィジェット(iframe)
サブドメイン 予約ウィジェット
iframe版 tripla Book
予約ウィジェット ページ遷移
なし
ブラウザの別タブで起動
なし
Googleアナリティクス 流入元の計測
Googleアナリティクス アクセス情報の計測
tripla Connectの利用
△(※1)
ファーストパーティークッキーの設定
不要
任意
必須
(※1):tripla Connectは、サブドメイン化したうえで、ファーストパーティークッキーの設定が必須です。

サブドメイン化が必須のケース

Googleアナリティクスでの流入元の計測をする場合
通常の予約ウィジェット(iframe)では流入元の計測ができないため、Googleアナリティクスで流入元を計測したい場合は、予約ウィジェットのサブドメイン化が必須となります。

tripla Connectの利用をする場合
tripla Connectは作成したセグメントごとに、お客様へプロモーションを行える機能です。 例えば、会員様だけに限定しお得な割引に関する情報をメールでご案内することができます。
お客様のデータを正確に計測しターゲティングを行う観点から、tripla Connetを利用する際には、予約ウィジェットのサブドメイン化とファーストパーティークッキーの設定が必須となります。
Info
tripla Connectの導入には別途ご契約が必要です。導入をご検討の際には、弊社担当営業までお問い合わせください。

サブドメイン化が推奨されるケース


予約ウィジェットの起動速度の改善
ホームページに多くの画像や自動再生される動画を配置している場合、通常の予約ウィジェット(iframe)はホームページの一部として表示させるため、ホームページの読み込み速度の影響を受けやすくなっています。
予約ウィジェットをサブドメイン化した場合、ホームページの読み込み速度の影響を受けなくなります。

ポップアップブロックを避けたい場合
ブラウザの設定において、ポップアップをブロックしているお客様は、通常の予約ウィジェット(iframe)の起動ができません。これを避けるためにはお客様側でブラウザの設定を見直しポップアップのブロックを解除するか、または予約ウィジェットのサブドメイン化が必要となります。

注意点

サブドメインの利用上の制約
サブドメイン化はブランド単位の設定です。
一つのブランド配下で複数の施設のアカウントを利用している場合は、予約ウィジェットのURLが全施設共通のサブドメインとなります。

サブドメイン化した予約ウィジェット用のURLパラメーター
サブドメインの設定を行った施設では予約ウィジェットのURLパラメーターの指定方法が通常の予約ウィジェット(iframe)とは異なります。
詳しくは下記ヘルプページをご覧ください。
サブドメイン利用時の予約ウィジェットURLパラメーター

サブドメイン設定後の作業

ホームページ上のリンクの変更作業

上記に関連し、特定のプランの検索結果を表示させる場合など、ホームページ上で予約ウィジェットのリンクを直接指定してHTMLに記述している場合は、サブドメイン化の際にホームページ上のリンクの変更が必要です。
そのため、ホームページを管理されている方やホームページ制作会社との事前の調整をご検討ください。

チャットボット上のリンクの変更作業(tripla Botをご利用中の場合)

tripla Bot(チャットボット)を導入済みの場合も、FAQに登録されている予約ウィジェットのリンクをサブドメイン用のリンクに差し替えを行う必要があります。
予約ウィジェットのサブドメイン化が確定した段階で、弊社AIチーム宛てにご設定されるサブドメインのURLを添えてご一報ください。


サブドメイン化の解除や設定のリセット

以下のようなケースが生じた際は、tripla管理画面右下のチャットボットよりお問い合わせください。
・予約ウィジェットのサブドメイン化が完了した後、何等かの事情でサブドメイン化を解除し、通常の予約ウィジェット(iframe)へ戻したい場合
・サブドメイン化を進めている工程で何らかのトラブルによりサブドメインの設定をリセットする必要がある場合


SSLサーバ証明書ファイル有無の違い

予約ウィジェットをサブドメイン化する方法は、SSLサーバ証明書ファイルを持っている場合とそうでない場合の2種類あります。
Info
SSLサーバ証明書とは、ウェブサイトの「運営者の実在性を確認」し、ブラウザとウェブサーバ間で「通信データの暗号化」を行うための電子証明書です。

SSLサーバ証明書ファイルの有無による違いは以下のとおりです。
SSLサーバ証明書ファイル持っている場合持っていない場合
サブドメイン化の作業下記3つのファイルの準備が必要
・SSL証明書
・SSL秘密鍵
・SSLチェーンファイル(中間証明書)
ネームサーバー(DNSサーバー)のDNSレコード設定画面で確認用のCNAMEレコードの設定が追加で必要
SSL証明書の更新必要不要 
(tripla側での自動更新)

SSLサーバ証明書ファイル有無によるサブドメインの設定方法は、それぞれ以下のヘルプページからご確認ください。



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